2010年1月1日

 みなさま明けましておめでとうございます。

年明け早々またまた魚ネタです。

年末、仕事の仲間の釣り大会で甲浦へ釣りに行きました。

この大会ルールが変わっとります。魚だったら何でもありの、3匹の長寸の合計。

ただし計量した魚は本人が責任を持って食すこと。これがルール。

釣果はこのとおり。普段あんまりキープせんやつもキープしました。


 奥の黒いのが口太グレ(メジナ)、左の黄色いのがアイ(アイゴ)右の赤いのはゴン

タ(ブダイ)手前のはキツ(イスズミ)。口太グレ以外は磯釣りでは外道呼ばわりされ

る魚です。アイやゴンタは外道の中でも評価が高く、主にアイは干物として、ゴンタは

煮物用としてスーパーにも並びますし、shiもたまに食います。

 この中で、キツだけ食ったことがありません。高知や和歌山では食されているようで

す。約40センチとええ型やし、試しに食うてみることを決めました。

 先輩に調理法をきくと、「内臓が臭いけん、腹を割かんと背側から包丁を入れて、内

臓に触らんようにおろすんがポイント」とのこと。

 素人のshiにそんな芸当は出来ませぬ。ほれにキツやぞ。別名ババタレやぞ。釣り

上げた瞬間から臭っいフンをまき散らすこいつ。モタモタさばいてたら、まな板の上

がフンだらけって事にもなりかねん。

 頭と内臓を落とし、徹底的に水で洗う作戦に変更。

 鱗をとって、意を決して包丁を腹に刺す。



 「臭い!」

 やる気がどんどん消失していくが、何とか気を取り直し腹を徹底的に水で洗い、まな

板も包丁も徹底的に洗った。

 その上で3枚におろす。皮を引いて、適当に切りキツ刺しの完成です。


 ややどす黒い白身は、あまり食欲をそそりません。鼻に身を近づけ、さんざん臭い

を嗅いだうえで覚悟を決め、適当にワサビと醤油をつけ口に放り込みました。

感想は・・・






 「結構いけるぞキツ。今までバカにしてごめんなさい。」です。

 磯臭さや、嫌な後味は全くなし。寒グレのような脂ののりはないけんど、かえって

あっさりとしていけます。

 食感も堅かったり、筋張ったり、柔らかかったりすることなくちょうど良い感じ。

 特筆すべきは舌触りの良さかな。素人のShiが出刃で適当に造ったにもかかわら

ず、滑らかな舌触りです。

 タイやヒラメのような王道を行く白身魚たちにはかなわんかもしれんけど、十分食

えます。なあんも説明せんと刺身で出したら、みんな気付かずに食うんだろうな。

 磯釣りの楽しみが拡がる、新しい発見でした。


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